TRIO the CMYK

太陽と暮らすシトラス - EP

日常に総天然色の彩りを

EP INFO

太陽と暮らすシトラス- EP アートワーク
太陽と暮らすシトラス - EP
  1. 太陽と暮らすシトラスwritten by harumo
  2. 口笛小曲written by shinpei
  3. いちもくさんwritten by tada

Recording : Hayato Kimura (Cafe au Label Studio)
Mixed by Hayato Kimura (Cafe au Label Studio)
Mastered by Tomonobu Hara(Cafe au Label Studio)
Illustration: 佐藤おどり
(すべて敬称略)


Special Thanks: 家族のみんな, 荻窪アルカフェ, tmrr recordsのみんな, みゆきさん, こまきさん

Streaming / Download

bandcampにて2020年8月1日リリース!AppleMusic, Spotify, Line Music, GooglePlayMusicなど、各種ダウンロード・ストリーミングサービスも後日遅れて配信予定!

無圧縮音源を聴きたい方や、投げ銭感覚でバンドを応援してくださる方はぜひbandcampでご購入ください!

Demo

ぼくらのバンドサウンドを、プロに頼んで録音し、みなさんにとって聴きやすい音と形式でお届けする・・・。今回もまたそれが実現できてうれしいです。たのしんでいただけたら幸いです。作者3人、三者三様の曲を4人でお互いに伴奏する。なんとも不思議な形態のバンドですね。だからこその、抑制の効いた一発録音の伴奏を、ぼくは気に入っています(今回も、キーボード・ギター・ベース・ドラムを4人それぞれが演奏し、せーので録音しました)。

Gt.ハルモ

前回の「自分たちの音源、録ろうぜ!」から「今回は予めこういう練習を重ねて、アレンジもせっかくならこうして」へ。レコーディングに味をしめた大人が、よりのめり込んだ結果を、いつもよりちょっと大きい音で楽しんでいただけたら何よりです。

Key.タダ

昨年リリースした「ラウンドアバウト - EP」に続く「太陽と暮らすシトラス - EP」がようやく完成しました! 前回の作品作りで学んだことをすべて注ぎ込み、よりいっそうパワーアップした TRIO the CMYK になっていることを請け合います! 前回以上に進化した音作り、演奏、アレンジをぜひご賞味ください!

なお、前作にひきつづきなまなましい話をすると、グッズや音源の売上は次回作の制作費として利用させていただく予定ですので、たくさん買ってくれると次回作が豪華になる仕組みになっています!たのむ!たくさん買って応援してくれ!!よろしくおねがいします!

Ba.しんぺい

前回はレコーディングを終えた後、ただぐったりで「ようやく終わった…」感がいっぱい…フルマラソンよりずっと辛いって思ったけど、今回は「納得いくものが出来た!」感があふれ出すばかりです!!

曲を書くフロント3人の個性、そして4人の持ち味がそれぞれに更なる「進化」を遂げて「よいもの」が出来たこと間違いなし!ぜひお聴き下さい。

Dr.はり

SONGS

太陽と暮らすシトラス

ん? なにを気に病んでいるんだろう
止まない雨はない 拳 開いて 天に向けよう
運を一生分使って 雫をつかんだのさ
太陽からまっすぐ落ちてきたのを

陽気な木 鮮やかな橙の実
ただ立っているようで 根を葉を張り
4人と木 ラグを敷き ごろんとし
笑っているのさ 南風
くすぐったいように
頷く 太陽に

そういえばいつか バルケッタのシートで
訳も言わず 止まぬ嗚咽 途方に暮れた

恋や愛は ぴんと来ないけど
そのとき寄り添ったら
芽生えた 芽吹いた 天まで伸びた

大きな木 威風堂々とし
闘っているのさ 闇夜に雪
おおらかな木 ぞっとするような凄み
彼方を想うのさ 海・波 なぜ生き急ぐのかと

作詞: 福島晴盛
作曲: 福島晴盛
編曲: TRIO the CMYK

口笛小曲

でたらめばかり飛ばしてる
軽い調子で笑い合う
大切なことは 冗談にのせた
夜中の部屋で語り合う
レコードが低く聞こえてる
隠した気持ちは音楽に寄せた

いつだって少しだけほんとうには届かない
だけど語る言葉 祈りにも似た

「さよならだけが人生だ」なんて気取ってみせたりね
痛む胸ちょっと素敵だなんて思う


浅い傷見せて黙り込む
本棚に並ぶ哲学書
サブカル漫画でイメージ作ってる
「わかるよ」なんて言われてる
薄っぺらい手紙書いている
苛立ちは募る「馬鹿みたいだ」って思う

いつだって少しだけほんとうには届かない
だけど歌うことは 祈りにも似た

「さよならだけが人生だ」なんて気取ってみせたりね
痛む胸ちょっと素敵だなんて思う

いつだって少しだけほんとうには届かない
だけど紡ぐ言葉 祈りにも似た

「さよならだけが人生だ」なんて気取ってみせたりね
痛む胸ちょっと素敵だなんて思う
この痛みきっと 本当だって思う

作詞: 丸山しんぺい
作曲: 丸山しんぺい
編曲: TRIO the CMYK

いちもくさん

快楽を貪った過去が襲う 手練手管の首尾 軽薄な指よ
あの頃の僕だったらこの場面 なだめて胸のボタン外したかも
無邪気なフリをして はにかむばかりの今
じれったいのさ かきむしる皮膚が染まって 唇の色
夢から覚めて涎もたれて 叩けば崩れる石橋から
逃げ出すのさ いちもくさん 靴を履いて

余所のことばで誰彼連れ回す 気障なセリフ重ね相手を弄ぶ
無事釣れたら速やかに海へ返す 妄想に抱かれ泡だらけの夜
他人のフリをして かすめ取るだけの日々
たまんないのさ からみつく吸盤のあとが 唇の色
あばら押さえて 体温を上げた 寄せては返す記憶の波
抗うのさ いちもくさん ドアを蹴って

冷たい膝小僧 よく跳ねる白い尻
都合いいのさ 笑う顔ばかりが浮かぶ 唇の色

快楽を貪った過去をまた 折り目をつけて畳んでしまえ
逃げ出すのさ いちもくさん靴を履いて
抗うのさ いちもくさんドアを蹴って
飛び越えるのさ いちもくさん頬を打って

作詞: 大島忠幸
作曲: 大島忠幸
編曲: TRIO the CMYK

BAND INFO

TRIO the CMYK photo
TRIO the CMYK

Gt./Vo., Key./Vo., Ba./Vo., Dr.の4人編成で、ギタリスト、キーボーディスト、ベーシストがそれぞれ曲を書き、それぞれ自分でメインボーカルを取るスタイルで都内を中心に活動している。

2009年、ベースのしんぺいが大学の後輩である鍵盤のタダを高田馬場の安い居酒屋に誘い、「タダくんの曲が好きすぎるから、一緒にやりたいんだよ。もうひとり、すごくいいソングライターがいて、そのひとと一緒に、自分で書いた曲は自分で歌うスタイルのバンドを一緒にやらない?」と声をかけたのがすべての始まり。その「もうひとりのすごくいいソングライター」であるところのギタリスト、ハルモと3人でドラムを探していたところ、しんぺいが最も信頼するドラマー、ハリが加入を決めてくれたことでバンド始動。

2011年までの間にコンスタントにライブ活動を続けるも、メンバーの転居や出産に伴い幾度かの「育休期間」を経て2017年に活動を再開。10年続けているバンドだけど半分以上の期間は育休しているため、「10周年」はちょっと詐欺っぽいけど嘘はついていない。

日常を、ときにはちょっと斜めから、ときにはまっすぐに見つめた歌を、ポップ・ソングに昇華してお届けします。